「アスベスト事前調査って、何をどうやるの?」
初めて解体工事やリフォーム工事を発注する方にとって、ここが一番わかりにくいポイントなんですよね。
このページでは、
実際に現場で行われている“リアルな調査の流れ”を、できるだけシンプルに整理しました。
アスベスト事前調査の全体フロー
アスベスト事前調査は、だいたい次の流れで進みます。
- 事前ヒアリング
- 書面調査
- 目視調査
- 必要に応じて試料採取
- 分析
- 報告書作成
順番に見ていきましょう。
① 事前ヒアリング
まずは、建物の情報をもとに簡単なヒアリングを行います。
主に聞かれる内容はこんな感じです。
- 建物の所在地
- 建築年(おおよそでもOK)
- 建物の構造(木造・鉄骨造・RCなど)
- 工事内容(解体・改修・修繕など)
- 図面や資料の有無
この段階で、
「アスベストが使われている可能性がどのくらいあるか」
「どこを重点的に見る必要がありそうか」
を整理します。
② 書面調査
次に、図面や仕様書、確認申請書などの資料をもとに調査します。
ここでチェックするのは、
- 使用されていそうな建材の種類
- 建築時期と当時の建材事情
- 仕上げ材や下地材の構成
「図面がないとダメ?」とよく聞かれますが、
なくても調査は可能です。
ただ、図面があると、
調査の精度が上がったり、不要な試料採取を減らせることもあります。
③ 目視調査
有資格者が現地に入り、
実際の建材を目で見て確認します。
主に見るのは、
- 天井・壁・床の仕上げ材
- 外壁材
- 屋根材
- 軒天
- 小屋裏・床下
- 設備まわりの断熱材や被覆材
ここで、
「アスベストが含まれていそうな建材」をピックアップします。
④ 必要に応じて試料採取
目視調査の結果、
アスベスト含有の可能性がある建材については、
小さく切り取って試料を採取します。
- 壊さずに採れる範囲で実施
- 周囲を汚さないよう養生
- 必要最小限の数だけ採取
すべての建材を取るわけではなく、
「判断がつかないものだけ」が対象になるイメージです。
⑤ 分析
採取した試料を専門機関に送って、
定性分析を行います。
ここで、
- アスベストが含まれているか
- 含まれている場合、どの種類か
がはっきりします。
⑥ 報告書作成
最後に、調査結果をまとめた報告書を作成します。
報告書には、
- 調査方法
- 調査対象箇所
- アスベスト含有の有無
- 含有していた場合の部位
- 写真
などが記載されます。
この報告書は、
工事の発注者が保存しておくべき書類でもあります。
所要日数の目安
調査から報告書提出までの目安は、だいたいこんな感じです。
- 書面・目視のみ:
→ 2日〜3日程度 - 試料採取+分析あり:
→ 5日〜7日程度
建物の規模や試料数によって多少前後しますが、
「1週間くらい見ておく」と安心です。
施主(発注者)が準備すべきもの
調査をスムーズに進めるために、
事前に用意しておくと助かるものがあります。
- 建築時の図面・仕様書(あれば)
- 建築年がわかる資料
- 工事内容の概要
- 建物内への立ち入り許可
もちろん、
すべて揃っていなくても調査は可能です。
「何が必要かわからない…」という場合は、
そのまま相談してもらって大丈夫です。
まとめ:この流れ、全部丸投げできます
ここまで見てきたように、
アスベスト事前調査は意外とやることが多いです。
- どこを見ればいいのか
- どこを取ればいいのか
- どう報告書にまとめるのか
これ、正直なところ、
発注者が自力で判断するのはかなり難しいです。
だからこそ、
この流れ、全部丸投げできる
そんな体制を用意している業者に任せるのが、
一番ラクで、リスクも少ないやり方なんですよね。