アスベスト事前調査をできる人の要件
アスベスト事前調査は、解体工事・改修工事・リフォーム工事・修繕工事など、
建材を壊す・削る・外す可能性がある工事の前に実施が義務付けられています。
そしてこの調査は、誰でもできるものではありません。
法律で、有資格者による実施が求められています。
対象となる工事の例は次のとおりです。
- 建物の解体工事
- 間取り変更などの改修工事
- リフォーム工事
- 屋根・外壁・天井・床などの修繕工事
- 内装工事(壁や天井の撤去・穴あけを伴う工事)
これらの工事では、事前に石綿含有建材の有無を調査し、
その結果を記録・報告する必要があります。
建築物石綿含有建材調査者とは?
アスベスト事前調査を行える代表的な資格が、建築物石綿含有建材調査者です。
この資格は、国が定めた講習を修了し、修了考査に合格した者だけが取得できます。
- 書面調査(設計図書・仕様書の確認)
- 目視調査(現地での建材確認)
- 試料採取の要否判断
- 調査結果の記録・報告書作成
これらを、法令に沿って正しく実施できるのが有資格者です。
無資格調査が危険な理由
「いつもの業者が見てくれたから大丈夫」
「工務店が確認してくれたから問題ない」
こうしたケースで、後からトラブルになることが非常に多いです。
無資格調査には、次のようなリスクがあります。
- 見落としによるアスベスト飛散
- 工事途中で発覚して工事停止
- 緊急調査・緊急対応による追加費用
- 発注者責任を問われる可能性
- 行政指導や是正命令の対象になる
調査を「やったつもり」でも、
資格要件を満たしていなければ、法律上は未実施扱いになる点も要注意です。
解体業者・リフォーム業者・調査専門会社の違い
アスベスト事前調査の依頼先として、主に次の3パターンがあります。
- 解体業者にまとめて依頼
- リフォーム業者に任せる
- アスベスト調査専門会社に直接依頼
それぞれのメリット・注意点
解体業者に依頼する場合
- 工事と一括で進められる
- スケジュール調整が楽
- ただし、資格者が在籍しているか要確認
リフォーム業者に任せる場合
- 窓口が一本化できる
- 調査を外注しているケースが多い
- 資格者が誰かを必ず確認
調査専門会社に直接依頼する場合
- 調査の精度が安定している
- 資格要件を満たしている可能性が高い
- 工事会社と別契約になる点に注意
業者選びのチェックリスト
アスベスト事前調査を依頼する際は、最低限ここをチェックしてください。
- 建築物石綿含有建材調査者が在籍しているか
- 調査者の資格証の写しを提示してもらえるか
- 書面調査と目視調査の両方を行うか
- 必要に応じて試料採取まで対応できるか
- 調査結果の報告書を作成してくれるか
- 行政提出用の様式に対応しているか
「資格者が対応」しているかがすべて
アスベスト事前調査で一番大事なのは、誰が調査するかです。
解体業者か、リフォーム業者か、調査専門会社か。
それ自体よりも、有資格者が実際に調査を担当しているかが重要です。
この流れ、全部まとめて任せたい方へ
アスベスト事前調査は、
「誰に頼めばいいのか分からない」
「業者ごとに話を通すのが面倒」
という声がとても多いです。
資格者による調査から、試料採取、報告書作成まで、
この流れをすべてまとめて対応できる体制なら、
余計なトラブルや追加費用のリスクを減らせます。
資格者が対応しているかどうか。
まずは、そこだけは必ず確認してください。